断頭台

オタクのキモいとこを見せます

無職になったことだし今までバックレたバイトの話でもしようか

せっかく無職になったことだし無職のうちになんか書いときたい気持ちがあったので書き殴る。

ちなみに円満退職したバ先は人生で3つだけ。

初バイトとなったスーパーの精肉と鮮魚の清掃と、ホームセンターのインテリアコーナーのスタッフ、友人の紹介をきっかけに夏休み期間限定で始めたデータ入力のバイトだけだ。

 

とりあえずそっちの話からしようと思う。

 

・人生初バイト スーパーの清掃

高3の受験が終わった時期(推薦だったので結構早かった)から初めた人生初バイト。平日のみ週4で18時〜21時という超イージーモードシフト。

しかも、私が出勤する頃には社員は既に帰っている。完全に1人での作業だ。

作業内容は至って簡単。鮮魚・精肉コーナーで捌いたりパック詰めしたであろう作業場の掃除と後片付けのみ。魚の残骸や血が詰まったシンクに腕を突っ込んで掃除するのは苦痛だったが、逆に言えばそこさえ超えてしまえば後は天国。

包丁やまな板を洗い、床に洗剤をブチ撒けたあと高圧洗浄機で流して水を掻き集める道具で排水溝に流すだけ。

シンプルな作業を完全1人で行う、今思えば天職だった。

楽さ故にサボりも覚えた。好きな音楽を聴きながら作業する所に始まり、動画を見ながら、配信を見ながら、ドラフト会議の日は某サイトで実況しながら仕事していた。バレなかった。

作業上の指摘があったとしても直接言われるわけではなく、卓上に置き手紙で「この辺もうちょっと丁寧に」とか、その程度。サボりを知ってしまったのに、怒られることや指摘されることを知らないまま働いていた。

高校の卒業と同時に辞める話をしてあったので、最終出勤の日は超雑に作業を終わらせて作業場で1時間ほど座り込んで動画を見ていた。

初めてバレた。他部門の社員であったが、それなりに怒られた。店長にチクるとも言っていた。最終出勤日、退勤15分前の事だった。既に無敵だった私に叱責の声は届かない。

誰とも一言も挨拶を交わすことすらなく、人生初バイトは幕を閉じた。

と同時に、私の社不無双が始まっていく。

 

『円満退職エピソード』ではあるけど何かが違うと思われたでしょう。

人生初バイトで労働をナメ腐った社会不適合者の出来上がり。この先が本題。

 

ちなみにインテリアコーナーのスタッフは特に何事もなく1年半ほど勤め上げ、就活を機に辞めた。最終出勤日に近所のファミレスで追い出し会をやってもらい、菓子折りまで頂いた。バックレず普通に辞めたらこんな感じなんだな、と思った。

 

データ入力に関しては1ヶ月だけだったので特になし。楽だったけどずっとやってると精神が壊れるとは思った。

 

それでは本題に入ります。

 

 

1.カラオケ店

高校生の金銭感覚が抜け始めた時期、そろそろ働かないと金が無くなると感じた私は、定期圏内の某カラオケ店でバイトを始める。

休日は始発帰りの夜勤で、平日は22時上がり週4〜6シフト。世の大学生にとっては普通なのだろうが、1年生だった私にとっては結構ハードだった。学業との両立がままならなかった。

最初の2ヶ月は特に何事もなく勤めたが、徐々に精神が摩耗していくのを感じていた。

ある日、簡単な掃除をミスした挙句皿を数枚お釈迦にしてしまう。その日は何をしても上の空だった。社員や今まで良くしてくれた先輩にしこたま叱られた。サボりバレ等で叱られること自体は今までも何度かあったが、この日に関しては完全にキャパオーバーだった。退勤後、先輩と社員に慰められた。気味が悪く感じた。

帰路で、「無かったことになぁ〜れ!」と絶叫しながらバイト関連の連絡先を消去した。

 

ちなみにその店舗は現在競合他社に乗っ取られている。

 

 

2.レンタルビデオ

実は特にエピソードは無い。

「店舗移転に伴って1ヶ月ほど空白期間が生まれるので、後日改めてシフト希望を出して下さい」という報せを聞いて、移転先の店舗に通うのが面倒に感じ、シフト希望を出さないままフェードアウトした形。

夜勤は暇だったしサボり放題だった。

アダルトコーナーでの作業中にビビッと来たAV女優には今でもお世話になっている。

 

ちなみにその店は移転先でも既に閉店している。サブスクの時代の敗北者じゃけえ

 

 

3.ゲーセン

最短バックレ記録持ち。

最初で最後の出勤日は寒い真冬の時期だった。

朝礼の社訓絶叫から勤務が始まった。この時点で辞めたさゲージが急上昇。

フロアごとの説明等施設案内を受けた直後、おもむろにインカムを装着させられ、Tシャツに薄手の法被という服装で店外に立ち「いらっしゃいませー!」を連呼するだけの仕事をさせられた。

暖かい店内でインカム越しに聞いていた社員や、同じく呼び込み君をさせられていたバイトから、逐一発声についての指摘やダメ出しが入った。冗談じゃない。やってられん。

休憩時間に入るや速攻で荷物をまとめて連絡先を着拒し、他のゲーセンでそれっぽい時間になるまで遊んでから帰宅した。

 

ちなみにその店は一旦閉店したかに思ったがリニューアルオープンした。クソが、仕留め損なったか。

 

4.日雇い

よく分からん作業所に放り込まれ、保険関連の書類を封筒に詰めるだけの仕事。猿でもできる。

猿でもできる仕事でも、同じくバイトの分際で仕切りたがるボス猿気取りがいる。

単純作業は慣れてくると自分なりの効率化を考えるフェーズに入ることがあると思う。慣れた人からアドバイスを受けながら周囲に共有し、マニュアルを多少簡略化した手順で作業を行っていった。しかし、何かミスした訳でも遅延を生んでいる訳でもないのに、ボス猿はマニュアルから少しでも逸れた手順を踏んだだけでケチをつけてくる。果ては休憩室の席順まで「なんでお前らがここ座ってんの?」などと抜かす。心底鬱陶しかった。

翌日も始業前の休憩室にボス猿の姿があった。耐えられる気がしなかったので帰った。

 

 

番外編1.パチ屋

面接の存在を忘れてた。

 

 

番外編2.どこだかも忘れた

面接で「あぁ、そこの学校ね。馬鹿ばっかなんだよね。君も馬鹿だからそんなとこ通ってんだろ?」と言われ「馬鹿なのでこんな店応募しちゃいました」と吐き捨て帰宅

 

5.健康ランド

私の最後のバイトは就活の際内定が出ていた元弊社だったが、最後にバックレたバ先はここ。

とにかく店舗の最高責任者(支配人)の独裁が酷かった。

私はリネン(客が使ったタオルや館内着を回収・洗濯する仕事)で働いていた。

支配人は基本的にはフロントにいるかバイトには縁のない部屋に引きこもってるかだったため接点は無かったが、とにかくパートのおばちゃんからの評判が悪い。先代はとにかく人当たりが良く、仕事場に顔を出して激励してくれたり、おやつを置いていってくれたりしたのだそう。おばちゃん受けする人柄ではあると思いつつ、確かに今の支配人は無愛想な上に現場に顔を出さないから仕事内容を理解していない所があるとは思っていた。

 

以下、支配人の独裁を綴っていく。

 

・面接に15分遅れてきて、その口で「ウチ、遅刻とかには厳しいから笑」と抜かす

ツッコミスキルを確かめられているのかと思った。

 

・突然社員をクビにする

クビにされたのは、私が最初にお世話になった人だった。仕事やサボり方まで教えてくれた恩人であり、ベイスターズファンでもあったため野球トークでも盛り上がれる仲の良い上司だった。おばちゃんネットワークによるとクビの1ヶ月くらい前から呼び出されては怒られていたという情報があり、それが関係しているとかいないとか。

 

・社員クビ分を補充しないどころか「挨拶を返さなかった」という理由でベテランの爺さんをクビにする

お前だってこっちから挨拶してもちょっと手上げるだけじゃねえか!と全力でツッコんだ。

これにより、元々適正シフト3人の仕事なのに週に5日も2人シフトが発生していた状況で、ついに1人で回すシフトが爆誕した。

数週間後新人が入ってきたが、余裕のない状態で新人を放り込まれても正直いない方がマシだった。気の毒だったとは思う。

ちなみに、私が事故での怪我を理由に1ヶ月程度の休職から復帰したら、フロントから知り合いのバイトが8割くらい居なくなっていた。3月半ばに休職して4月末に復帰したので入れ替わりの激しい時期ではあったものの、そんなことある?って思った。ついでに、5月には綺麗さっぱり入れ替わりが完了していた。

 

・見てもいない現場の勤務態度にお気持ち表明

先述の爺さんが切られてから弊部署への当たりが突然キツくなった。朝礼で勤務態度の是正を勧告されたが、おばちゃんは「顔出さないのに口だけ出す」と愚痴るばかり。私自身もよく分からん難癖を付けられてクソ忙しいタイミングで呼び出された。しかもその最中に貧乏揺すりを咎められて説教が伸びた。この時、明確に殺意を持った。

 

・大型洗濯機や乾燥機の影響で振動が起きまくるリネン作業室と同フロアに美容院を設置

温泉施設に美容院があることは珍しくないとは思うが、その美容院が洗濯機や乾燥機の振動に晒される同フロア(なんならすぐ隣の部屋)に設置された。これにより、3台回してやっとの洗濯機が20時までの間1台使用禁止になる。現場が血反吐を吐きつつどうにかした。

 

細々とした覚えていないあれこれもあるが、大きいものはこんな感じ。

そんなこんなを乗り越えて現場では結束が高まったとかそういうのはなく、始まったのはストレスのぶつけ合い。おばちゃんネットワークも同僚の愚痴ばかりが飛び交う魔境に。私の悪口だって当然届いている。もう誰も信用できなくなったので、1番嫌いなババアとシフトが被った日にトんだ。今までで1番多幸感に包まれたバックレだった。私を共通の敵として、もう一度かりそめの結束を取り戻したことだろう。微笑ましい話である。

 

ちなみに、その店はコロナ禍の煽りを受け臨時休業中。2年以上臨時休業している。潰れたも同然だ。

 

以上、私の社会不適合列伝とトんだ店の末路でした。

そんな私も明日から社会の歯車へ逆戻り。やってられないぜ。